グローバルナビゲーション

WEB制作においては、大きな構造としてグローバルナビゲーションを考える必要があります。グローバルナビゲーションとは、トップページのヘッダに置かれる「ホーム」「会社概要」「商品のご説明」「ご注文」「お問合せ」「サイトマップ」等のことで、このヘッダはどのページに移動しても変化することがありません。その意味では階層を考える上でも重要な概念となります。このグローバルナビゲーションの性質を踏まえると、例えば「ホームに戻る」ボタンを同列に設置するのも選択肢でしょう。ユーザーの最初のアクセスがトップページでなくても、すぐにトップページに誘うことが出来るからです。また社の方針次第で「掲示板」のリンクがグローバルナビゲーションとして設置されることもあるでしょう。
もちろんグローバルナビゲーションが便利だからといって、色々な機能を詰め込み過ぎても失敗してしまいます。多くのリンクが並んでしまうと、ユーザーは目的のリンクを選び出すのに時間が掛かってしまうからです。やはり必要最低限のリンクを設置することが望ましいでしょう。よく例として挙げられるのが、「初めてのお客様」というリンクです。このリンクはヘビーユーザーにとっては必要のないものですから、基本的にはグローバルナビゲーションに置くべきではありません。但しサイトの性質次第で置いた方が良い場合もありますから、担当者は慎重に判断しましょう。
前述したように、グローバルナビゲーションはどのページであっても、常にヘッダに表示されます。つまり全てのページのHTMLで、グローバルナビゲーションが言及されることになるのです。ページ数が多ければ多いほど、グローバルナビゲーションの更新が大変になることがお分かりいただけるでしょう。因みにフレームで分けてしまえばSEOの効果が下がってしまいますから、お勧めできません。